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月別アーカイブ: 2025年8月

心まっすぐに施工

養生は塗装前の大切な作業の一つです。塗料がついてはいけないところをカバーしていくというシンプルなことなのですが、養生の仕方が悪いとクレームに繋がることもあります。どんな作業も大切です。

お客様の未来の豊かさをお守りするためには、心まっすぐにな施工が大切になります。何を、誰が、どう塗るかまできちんと考えて作業させていただいております。

デコラトーンで華やかに

目地と表面を色分けするデコラトーンは、サイディングのお家におすすめの塗装方法の一つです。塗りつぶしてしまうと目地と表面の境界がなくなりサイディングの風合いがなくなってしまいます。
煉瓦やタイル状のサイディングにはぜひデコラトーンを。

おすすめです。

傷み具合を調べるのもおすすめ

もうすぐ台風シーズンですね。
防水工事も塗装店の大切な仕事の一つです。樹脂を使って水が染み込まないようにすること、速やかに排水されるようにすること、水分から建材を遠ざけることなどさまざまな意味があります。

ベランダや屋上など水はけが少しでも悪いと感じた場合は防水層の劣化の可能性があります。一流職人が見ればすぐに防水層の状態は分かりますので、少しでも疑問に思うことがありましたら、お気軽にご相談ください。

相談、現地調査(お見積り)は無料ですのでご安心ください。

塗装以外もお任せ!

弊社はお家の総合サポートを掲げているお店です。塗装だけではなく波板交換、ウッドデッキの張替えなどの事例も多々あります。お客様の大切なお家を少しでも美しく綺麗に長持ちさせさせらるように、塗装以外の部分からもお手伝いできる体制が整っております。

お家のことで不安なこと、心配事がありましたらまずはお気軽にご相談ください。経験豊富な職人が直接ご対応いたします。

錆だらけでもあきらめないでください

このように錆だらけの鉄骨でもあきらめないでください。職人の腕と適切な材料、塗り方が揃うと錆の進行を抑えながら美しさも蘇ります。ただ美しいだけではなく塗料がバリアの役割をするため、雨風による腐食も防げるようになります。

錆だらけでもご遠慮なく一度ご相談してみてください。職人が直接対応し、隅々まで現場で確認してから適切なケア方法をご提案させていただきます。

ペイントドクターのよもやま話~劣化~

皆さんこんにちは! ペイントドクター、更新担当の中西です。

イベント盛り沢山なこの季節、いかがお過ごしでしょうか?

 

~劣化~

外装・内装を問わず、塗膜は紫外線・水・熱・汚れ・機械的ストレスに晒され続けます。劣化のサインを早期に捉え、原因に合わせて手当てすることが、美観・耐久・ライフサイクルコストを左右します。現場で使える視点だけをギュッと整理しました。


1|代表的な劣化症状(見える順)

  • チョーキング(粉吹き):触ると白粉が付く。樹脂分解と顔料露出。

  • 退色・艶引け:UVと熱で樹脂が劣化、色が浅く艶が落ちる。

  • 汚染・雨筋:親水性不足や静電で埃が定着、流下水で筋状に。

  • 藻・カビ:北面・日陰・水はね部に発生しやすい。

  • ヘアクラック:微細な線状の割れ。下地の乾湿や熱伸縮が原因。

  • 膨れ・剥離:含水・塩分・下地未処理・相性不良で付着喪失。

  • 錆・錆汁:金属下地や金物部からの腐食流出。

  • 白華(エフロ):モルタル系での石灰分析出。

  • 粉化・脆弱化:古塗膜が劣化し、擦ると崩れる。


2|メカニズム(なぜ起きる?)

  • 紫外線・酸化・加水分解:樹脂骨格が切れて脆くなる。

  • 温度サイクル:熱膨張差で応力集中→クラック。

  • 水分・塩分:含水や塩分が付着力を下げ、金属は腐食促進。

  • 化学汚染:排気・酸性雨・アルカリ成分との反応。

  • 施工起因:洗浄・ケレン不足、過希釈、規定膜厚未満、乾燥時間無視、露点管理不足、下地と塗料の相性不良(可塑剤ブリード等)。


3|素地別“要注意ポイント”

  • 金属(鋼・亜鉛・アルミ):錆・白錆・電食。防錆エポ下塗り+膜厚管理が命。

  • モルタル/コンクリート:アルカリ・含水・白華。含水率・pHフィラーで平滑化。

  • 窯業系サイディング:目地シール劣化→浸水→剥離。打替え前提で計画。

  • 木部:吸い込みムラ・含水変動。含浸系+上塗りで追従性を確保。

  • 屋根(スレート/金属):高温・雨打・縁切り不良が致命傷。遮熱・防錆・縁切りがキモ。


4|現場でできる簡易診断

  • チョーキングテスト:手で擦り粉の量を確認。

  • 付着性:クロスカット/引張(必要に応じて)。

  • 膜厚測定:電磁式・渦電流式で下塗り含む総膜厚を見る。

  • 含水率:モルタル・木部はメーターでチェック。

  • 塩分試験:海沿い・道路沿いでの表面塩分。

  • 赤外線サーモ:膨れ・含水部の非破壊確認。

  • 目視・打診:浮き音、ヘアクラックの分布、錆の発生源。

診断は「症状→原因仮説→試験で裏取り」の順で。いきなり塗り直さない。


5|対処の優先順位(ステージ別)

  1. 初期(汚れ・軽微な艶引け):洗浄・撥水/低汚染コートで延命。

  2. 中期(チョーキング・退色):下地調整+再塗装(グレード見直し)。

  3. 後期(クラック・剥離):補修工法+再塗装(Uカット・シール、樹脂モルタル、錆処理ST2〜3等)。

  4. 下地損傷:張替え・防水改修・役物交換を含む。


6|“劣化させない”ための設計と施工

  • 設計

    • 形状で水を“ためない”(笠木・水切り・ドレン)

    • 低汚染・親水・ラジカル制御・フッ素/無機など高耐候の選択

    • 屋根は遮熱で温度ピークを下げる

  • 下地処理:高圧洗浄/ケレン/素地調整(フィラー・パテ)/プライマー適合

  • 施工条件:温湿度・露点差管理、規定膜厚・乾燥時間厳守、過希釈禁止

  • 付帯:シーリングは打替え優先・三面接着回避、金物は防錆系下塗り

  • 排水計画:縁切り(屋根スレート)、シールで“水止め”しない箇所を理解


7|環境別メンテナンス目安(一般的な参考)

  • 海沿い・工業地帯・強日射面:短め(例:8〜10年で再塗装検討)

  • 都市部・標準環境:10〜15年

  • ハイグレード塗料(フッ素・無機)はさらに延伸可
    ※素材・方位・設計・施工品質で大きく変動。定期点検で決めるのが原則。


8|よくある“施工起因”の劣化と防止策

  • 洗浄不足→密着不良:下地に合う洗浄圧・洗剤を選びリンス徹底。

  • 過希釈→膜厚不足:規定希釈・ウェット量を守る。

  • 乾燥不足→艶ムラ・縮み:インターバル厳守、天候読み。

  • 相性不良→ベタつき・剥離:可塑剤ブリード対策プライマー、試し塗り。

  • 目地処理不良→割れ再発:バックアップ材、プライマー、厚み管理。


9|アフターと記録の“コスパ最強”運用

  • 竣工台帳:材料銘柄・ロット・希釈率・膜厚・天候・写真

  • 定期点検:3か月→1年→以後1〜2年ごと(洗浄・小補修で延命)

  • クリーニング:雨筋・藻カビは早期に除去して再付着を抑える


10|現場用チェックリスト

  • □ 症状(場所・面・範囲・発生日)

  • □ 下地種別・含水率・pH・塩分

  • □ 洗浄・ケレンの実施内容

  • □ プライマーの適合と塗布量

  • □ 上塗りの膜厚・回数・乾燥時間

  • □ シーリング(打替え/増し打ち・プライマー有無)

  • □ 役物・金物の防錆処理

  • □ 施工環境(温度・湿度・露点差)記録


劣化は“自然現象”ですが、設計(形状・材料)×施工(下地・膜厚・条件)×維持(洗浄・点検)で速度をコントロールできます。
症状だけで判断せず、原因→診断→対処をワンセットで。これが、仕上がりを長持ちさせ、クレームと再工事コストを最小化する最短ルートです。

 

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フレーク入りの塗り替え

塗料の中にフレークをいれて、塗りつぶしではできない独自の風合いを持たせる特殊な塗装方法もあります。和室の砂壁のような風合いをイメージするとわかりやすいかもしれませんね。

目地と表面を色分けするデコラトーンもそうですが、塗りつぶさない塗り替えもぜひお任せください。

塗料の寿命を10年追加

弊社にはさまざまな塗装プランがありますが、車の塗装のように上塗りを保護するコーティングを足すプランは特に人気です。

言葉で説明すると仕上げの際に1工程足して透明塗料(コーティング)を追加で塗るだけの単純な話になりますが、上塗りの耐久性が10年高くなるため、短いスパンでの塗り替えが不要になります。例えば極端な話ですが、1年しか持たない寿命が短い塗料だったとしてもコーティングで+ 10年、合計11年前後程塗り替える必要がなくなるとされています。

このようにお財布にも環境にも優しい次世代の塗装方法が弊社が採用しているウルトラTOPやインテグラルコートです。

 

評価の高い本物の施工店

弊社の自慢の一つが高い評価、口コミです。実際に工事の依頼をしていただいたお客様の本当の評価としてグーグルや相見積もりサイトのヌリカエさんにて公開されています。

心まっすぐに、本物の施工をしてきたからだと思います。もし塗装店選びに迷っている方が居ましたらお気軽にご相談ください。お見積り、現地調査・ご相談無料です。

緑の屋根、人気です

最近は、鮮やかなみどりではなく鮮やかさを少し抑えた緑の屋根も人気です。緑の屋根は白やベージュ系統との相性がいいとされる色です。強い赤などの暖色系とは合わせにくいですが、基本的にはさまざまな色に合います。

弊社が取り扱う屋根用塗料には遮熱色だけで15色。豊富な色からお選びできます!

理想の色を一緒に見つけましょう。