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日別アーカイブ: 2025年4月21日

ペイントドクターのよもやま話~屋根の特徴~

皆さんこんにちは! ペイントドクター、更新担当の中西です。

イベント盛り沢山なこの季節、いかがお過ごしでしょうか?

 

さて今回は

~屋根の特徴~

 

住宅や建築物に欠かせない「屋根工事」について、その特徴と奥深さを掘り下げてご紹介します!

屋根は、雨風や紫外線、雪、熱から私たちの暮らしを守ってくれる“最前線の防衛ライン”です。そして、その施工には見えない技術と経験、素材選びの知恵、安全管理の徹底が求められています。

🏗️ 「屋根は家のカサ」ではなく、「家の命綱」。その仕事の奥行きを、ぜひ知ってください。


◆ 屋根工事の目的とは?

屋根工事とは、主に以下の目的で行われる建築・リフォーム工事のひとつです。

✅ 1. 防水・雨漏り防止

雨水の侵入を防ぐことが屋根の最重要目的。防水シートや板金、瓦の組み方が精密でなければ、雨漏りのリスクは格段に高まります。

✅ 2. 断熱・遮熱

屋根は太陽からの熱を最も受ける部分。断熱材や遮熱塗装、通気構造を用いることで、室内の温度管理を補助します。

✅ 3. 耐風・耐雪・耐震

地域の自然環境(台風、積雪、地震)に合わせて、構造的な強度や屋根材の種類を選ぶ必要があります。

✅ 4. デザイン性・景観性

屋根は建物の“顔”でもあります。形や色、勾配、素材の選び方で外観の印象が大きく変わります。


◆ 屋根工事の種類

屋根工事は、新築・修繕・改修の目的や屋根材によってさまざまな分類があります。


🔨 1. 新築屋根工事

  • 木造建築での下地(野地板)から屋根材までの一貫施工

  • 屋根の形状(切妻・寄棟・片流れなど)に応じて工法を変える

  • 初期の防水層施工(ルーフィング)が最も重要な工程の一つ


🔧 2. 屋根リフォーム(葺き替え・重ね葺き)

  • 老朽化や雨漏りの修繕、断熱性の向上を目的とした既存屋根の更新

  • 工法には主に以下の2つ

    工法 内容 特徴
    葺き替え工事 既存屋根を撤去し、新しい屋根材を施工 重量負担を減らせる・耐用年数が延びる
    カバー工法(重ね葺き) 既存屋根の上から新しい屋根材を施工 廃材が少なく、コストが抑えられるが重量増に注意

🏡 住宅の築20〜30年がリフォームの目安とされます。


🧯 3. 雨漏り修理・部分補修

  • 棟板金の外れ、屋根材の割れ、ルーフィングの破損などの局所的な修理

  • 応急処置と恒久対策を使い分ける専門性が必要


◆ 屋根工事の工程(例:葺き替えの場合)

  1. 足場設置・安全管理

  2. 既存屋根材の撤去(瓦や板金)

  3. 野地板・下地の補強・張り直し

  4. 防水シート(ルーフィング)の施工

  5. 新しい屋根材の設置(瓦・スレート・板金等)

  6. 役物(棟・ケラバ・谷板金)の施工

  7. 仕上げ・清掃・検査

🧱 「ルーフィング」=屋根の“裏の主役”。この工程の良し悪しが、雨漏りに直結します。


◆ 屋根工事の特徴

🔍 1. 高所作業ならではの危険性

  • 転落・落下物などのリスク

  • ヘルメット・ハーネス・足場の安全対策が厳格に求められる

  • 風や天候の影響を大きく受けるため、施工スケジュールに柔軟性が必要


🎨 2. 多様な屋根材・工法への対応力

  • 瓦(陶器瓦、セメント瓦)

  • スレート(カラーベスト)

  • 金属屋根(ガルバリウム鋼板、銅板)

  • 太陽光パネルとの組み合わせ対応も

👷‍♂️ 職人には材料ごとの専門技術と美観へのこだわりが求められます。


🕒 3. 長期的な視点が必要

  • 一度施工すると20〜50年単位で耐用する部位

  • 修繕の難しさを見越した丁寧な初期施工と定期点検が重要


◆ 屋根工事を依頼する際のポイント

チェックポイント 理由
屋根材の提案が明確か 価格だけでなく、耐久性・地域性も考慮しているか
現場調査が丁寧か 野地板や下地の状態をきちんと確認しているか
保証内容があるか 施工不良や雨漏り時の対応が明記されているか
施工実績が豊富か 難しい屋根形状や特殊素材にも対応できるか

📸 ドローンを使った診断や3D図面で提案してくれる業者も増えてきています。


◆ おわりに──屋根は家を「守る」だけでなく「語る」

屋根は、ただの覆いではありません。それは、風土と技術と美意識が融合した建築の象徴です。そして屋根工事とは、その屋根を正しく、強く、美しく支える職人の仕事です。

🌤️ その屋根の下で、家族は安心して眠れる。
だからこそ、屋根の工事には「安心」を託す価値があるのです。

 

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